よさこい前哨戦
7月29日に行われる「第12回ひのよさこい祭り」。
まだまだ先のことと思っていたら、規模は及ばないものの、高幡不動尊参道で7月7日に行われた、「七夕祭り」で、一足早く、各地から「よさこい仲間」が集まって七夕飾りが揺れる下、熱演が繰り広げられました。
何年か前までの「ひのよさこい祭り」では、高幡不動、日野、そして豊田と市内3ヶ所に会場が設けられていました。
なぜなら、日野のまちには、絶対的な中心地がなく、歴史的背景から、3ヶ所の「中心」があります。
高幡不動は文字通り、高幡不動尊の門前町。
日野は甲州街道の宿場町であり、明治になって鉄道が敷かれた時以来の近隣の交通の中心地。
豊田は、昭和30年代になり、都市化による人口増加を吸収した「公団住宅」の先駆け地。
いずれも日野を語る時、外せない、そんな3ヶ所です。
それ故、ひのよさこい祭りと銘打つならば、平等であらねばと、踊り子さんたちは、決して近くない会場を渡り歩いて踊るという、他のよさこい祭りではない経験をしていました。
踊り子さんへの負担もともかく、折からの不況が後押しとなって、会場は豊田多摩平一ヶ所に集約され、現在の形のよさこい祭りに落ちついています。
そんな訳で、高幡不動でのよさこい祭りは無くなったのですが、七夕まつりでのよさこいは、だから行われているのかと思いきや、実は以前は7月のうちに2回行われていたのでした。
変わったことと言えば、本番のよさこい祭りが無くなった分、だんだんとパワーアップしていること。
観客のみなさんの数も、カメラを手に本気でよさこいを追いかけている姿も確実に年々増えています。