ヤツガシラ 多摩川河川敷は大賑わい

石田大橋下流の多摩川土手からは、根川に沿った約1キロほどの桜並木が見渡せます。

近頃は桜も随分と大きくなったせいか、そして河川敷でお弁当を広げるにもちょうど良いとあって花見客が絶えません。

ところがです。

その花見の方とは一見して違う人たちが、大きな三脚、長い超望遠レンズをかかえてそそくさと、桜は何するものかと一瞥のうちに土手を駆け下りて行きます。

それも次から次と。

何ごとかしらんと後を追ってみると、そこに繰り広げられていたのは・・・。

50人は越す、くだんの超望遠レンズが並び、しきりにシャッターを切る音が響きます。

聞く所によると、「ヤツガシラ」という野鳥がいるそうで、ここ一週間あまりの間のうちにその話題がインターネットで行き渡り、各地から愛好家が殺到してきているそうです。

そう言えば、並んでいた車のナンバーがやけに遠くてどうしてかな、と思っていたのもの、聞けば合点です。

いつもならひっそりと春を向かえる河川敷。

高くからピーチクパーチク、見守るヒバリにはどう見えているんでしょうか。