雪、晴れのち雪、そして晴れ
今年の冬、日本海側を中心に豪雪に見舞われ、「観測史上最大の積雪」なんてニュースが伝えています。
2月11日からの3連休、関東地方にも雪が降り、もしかしたら大雪になるのではと心配されました。
雪国から見れば笑っちゃう雪なのですが、とはいっても、丘陵地があり、川がある日野には結構きつい坂もあり、それはそれで大変なのです。
12日、前日の夜に降った雪が溶けないうちに、百草園に雪に咲く梅など楽しかろうと出かけてみると、浅川を渡るころから前方から、ちらちらとまた雪。
さきほどまで太陽が顔を出していたのに、百草の山を目指して坂を上がるにつれ、勢いは増し、はたして百草園周辺は完全に雪の中といった塩梅です。
都心と郊外の日野あたりでが如実に気温が違うのは想像が付くと思いますが、川を挟んだ立川では雨、川を渡ると雪景色と、ほんの少しの距離でも天気が変わり、市内でも川沿いの低地と丘陵とはまた違い、この日はちょうど雪が降る気温の境目が、この辺にあったようです。
人出が予想されていた百草園もさすがに人気もなく、静まりかえり、「3連休なのに明日も天気が良くなければさんざんなことになる」、などという余計な心配もちらついてしまいました。
ところが丘を降りると、雪はどこへやら、の天気。
一晩明けてみれば、百草の雪も嘘のように消え去り、庭園を埋めていたの何ごともなかったようないつもの梅の景色と観梅に訪れたお客さんたち。
昨日の雪はなんだったのか、「東京の雪は水分が多く、溶けやすい」という理屈は分っていても、この変わり身の速さには「ちょと待ってよ」と言いたくなってしまいます。
水分を十分もらった梅の花は、これから一気に咲きそろいそうです。