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史実になるのも難しい

現在、日野市郷土資料館では「大寺院真慈悲寺展」が開催中です。


京王百草園から出土した瓦

 



郷土資料館がある旧高幡台小学校

真慈悲寺は鎌倉幕府の公式の歴史書「吾妻鏡」に、「源氏ゆかりの寺院」として浅草寺なみの格式を誇った」と記載されているのですが、幻のように姿を消してしまい多摩丘陵のどこかにあったのではとの説が語られていました。

現在では京王百草園付近からその東方の丘陵に展開する大寺院であることが、有力視されています。

というのも、京王百草園内から大量の瓦が出土したり、お隣の東京電力研修センター内からは経筒が発掘されており、それらしき古くからの地名も残っているからです。

現在は市民・企業・市などで設立した「幻の真慈悲寺調査推進プロジェクト」が調査活動を進めていますが、地形を読み解き、ここはと思われる所で発掘が進められています。

ですが、いっきょに丘全体を掘り起こすことは非現実的でかなわず、公式的には「百草にあったとされる真慈悲寺」と呼ばれることになっているそうです。

素人は、「スワ、この丘に大寺院があったって、すごい」、とあたかも見たことがあるように語ってしまうのですが、学術的に史実を確定するのはなかなか大変ということです。

ともかくも、歩くのにもいい季節。

高幡不動の丘にある郷土資料館の回りも新緑に包まれ、ここから気持ちいい散歩がてらに少し足を伸ばせば、「真慈悲寺あったとされる百草」へもすぐ。

展示会は7月1日まで、機会を作ってお出かけください。

 
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