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馴染んで来たお雛様

日野宿本陣に早春、お雛様が飾られるようになって、早いもので今年でもう6年目を迎えました。

2月24日からの展示ももう折り返しを過ぎ、お終いの3月4日(日)まであと数日間となりました。



 




年々増えているお客様。

今年は新聞に紹介されたせいか、いやいや、この時期を楽しみにして下さっている常連の方、噂を聞きつけていらっしゃって下さるお客さまが、大半のように見受けられます。

思えば6年前、飾られたのは、「吊るし雛」。

お隣立川市の愛好家のみなさんが持ち寄って飾ってくださいました。

そばに寄って一つひとつ見ると、表情豊かな「吊るし雛」も、広く、天井もずば抜けて高い本陣の建物にいくら多く飾っても、物足りないというところがありました。

歳を減るごとに、その飾り付けも変化し、明治時代や大正時代から伝わるお雛様が登場するようになって、だんだんと見栄えを見せ始めました。

でも、やはり広い空間と豪奢な建物であるがゆえに、いくら豪華なお雛様であっても、何となく落ち着き所が無い様子でした。

今年はやっと皮を1枚脱いだというか、部屋それぞれに飾られたお雛様がしっくりと見えるようになりました。

そして、連続して眺めても、違和感なく感じられもします。

苦節、6年。

次節7年目には、どんな進化がみられるのか、今から楽しみになります。

それには、今年に見ておかなくては。

お雛様たちは、一年間の眠りの前に、寝ずにみなさんをお待ちしております。




 
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