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今年の灯ろう

 高幡不動で22日と23日に行われた、「高幡不動尊万燈会」と「たかはたもみじ灯路」。

 そして、23日から始った百草園の「竹灯篭と紅葉鑑賞の宵」。

 どちらも派手なイルミネーションでは感じられない趣きを届けてくれました。



 震災で折れてしまった最上部の法輪の修復も終わり、以前よりも黄金色になり、同時に行われたお色直しで塗り直さた塔が暮れゆく夜空に凛としています。

 塔を囲むようにして、ゆらぐ和蝋燭の光が参拝者の顔を照らし出します。

 見ると案外と若い人たちも多く、それも、高幡不動尊の信奉者とは見受けられない人たちです。

 気のせいでしょうか、昨年まではなんとなくざわざわと「賑わい」も感じられた会場は、今回はしっとりとした雰囲気に包まれていました。

 



 


 仁王門から高幡不動駅にかけての参道は、「たかはたもみじ灯路」。

 参道を中心とした街全体に置かた2000本以上の灯火。

 その中に3本、宮古から委ねられた光がいっしょになって、輝いていたのが印象的でした。

 そして裏通りには「ガンバロー日本」と並べられた灯ろうも。

 「灯ろう」と聞くと、とかく情緒とか趣きに眼を向けてしまいがちですが、この直球勝負のメッセージは異彩を放っていた共に、この年であり、見られたみなさんの記憶にきっと刻み込まれ、この道を通るたびに思い浮かぶこととなるでしょう。

 同じ時期に行われていた百草園の「竹灯篭と紅葉鑑賞の宵」にも、丘の上でありながら、かなりの見物客を集めていました。

 街とはちがい、他に邪魔する光がない庭園に並べられた手造りの竹燈籠はやさしい光。

 真っ赤に染まったもみじはライトアップされ、百草園の見晴し台から見られる富士山を再現した、竹燈籠ならぬ、竹筒灯篭も暗闇に浮かび上がっていました。

 高幡不動に比べると規模も広さも小さいながら、百草園ならではの趣向が凝らされ、暮れなずむとともにだんだんと強さを増す街の光を眼下にしながら、初冬を迎えた多摩の空気を体で感じらられる一時でした。

 


 
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