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「日野の魅力はとかいなか」と、岩崎夏海氏凱旋講演会

7月3日、日野で子ども時代を過ごした「もしドラ」の作者、岩崎夏海氏の凱旋講演会が行われました。

この催しは、日野で映画やテレビのロケーションを誘致している「日野映像支援隊」の設立10周年を記念して行われたものです。


岩崎夏海氏凱旋講演会が始ります

 

岩崎夏海氏


講演に先だって日野第3中学校のみなさんにより、
映画「もしドラ」のテーマソングが演奏されました



サイン会も盛況でした

岩崎氏が日野で過ごした時間は、3歳ころから小学5年生まで。

幼児から少年期、一番好奇心旺盛な時期のことです。

そのころの日野は、丘陵地に宅地が造成され、それまでの農業が中心だったまちから、新興住宅地として、新しい人びとが住み始めた時期。

岩崎氏もその新住民の一人として日野で生活されたそうです。

地元の子どもたちとの付き合い、丘の上にあった家からの眺め、すぐ近くの林で見つけたクワガタ虫、浅川で夢中になった釣り、そして少年野球チーム「三井台ユニコンズ」で真剣に取組んだ野球のこと。

その少年時代の記憶と経験が、岩崎氏にとってかけがえないものであり、「もしドラ」の舞台「程久保高校」のモデルとして、躊躇なく母校を選んだ理由もそこにあった、とのことです。

少年野球チーム「三井台ユニコンズ」は現在でも「夢が丘ユニコンズ」として活動を続けています。

現在も当時と同じ、NHKアニメ「もしドラ」で「程久保高校野球部のグランド」として登場する、「程久保運動公園」を本拠地にしていますが、「ユニコンズ」の名付け親が、岩崎氏のお母様だったことなども明かされました。

「もしドラ」がきっかけで改めて日野へ訪れる機会が増えた岩崎氏が感じとる日野の魅力とは「地方から見れば、都会なんだけど、まだ田舎の部分が多い所」、「すぐ隣のまちに行けば、都会があり、都心からも30分ほどなのに、川があって、丘があって、どちらかと聞かれれば、田舎でしょう」、そこが「日野の魅力として映る」と話されました。

今回の講演会を主催した日野映像支援隊も、「都心から近くて、川あり丘あり自然あり、でも住宅地も工場もある。わざわざ遠くへ行かなくても、ロケに最適な場所が日野にはある」、と日野の魅力をアピールしています。

日野に住まわれている人たちも、「日野の自然環境に惹かれて」、と答えた方が大半です。

考えを巡らせば、昭和の始め、大工場が次々と移転してきたのも、都心から近い田舎だったから。

もっと前、日野は甲州街道の宿場ではあったものの、お隣の八王子や府中が、近隣の商業地として「街」だったのにくらべ、日野宿の主だった収入は多摩川の渡船管理費と「多摩の米蔵」とまで呼び称された「農村」としての石高でした。

余談ながら、その「米」による富が、幕末京都に赴いた近藤勇や土方歳三の援助にも使われもしています。

岩崎氏の言う「日野は都会田舎」、「とかいなかひの」であることが、今の、今も、日野を日野たらしめているのかもしれません。

 
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