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森のパワー

秋が深まり、街も紅葉真っ盛りとなりました。

ひときわ、遠くからも色付いたこんもりとした姿を見せているのは、とうかえでやイチョウ、ケヤキの大木がそびえる仲田の森です。


一分間に50万個のシャボン玉が放たれました

 

負けじとシャボン玉を作りますが、焦るばかり


森をただようシャボン玉

その仲田の森で、行われたのが「あきなかだ」と「ひののんフィクション2010」。

「あきなかだ」は普段開放されていないこの森の中で、子どもたちに一生懸命遊んでもらおうという企画。

「ひののんフィクション2010」はこの森で20日から催されていたアートプロジェクトです。

案内によれば「アーティストと地域の活動団体との多彩なコラボレーションのもと、新しい感覚・感性を刺激するアート活動を通じて日野の新たな文化的生活空間を構築する」というプロジェクトで、森にはいろいろな「アートの仕掛け」が創りだされていました。

28日はこの二つの催しが合体、アートの場にキッズが大挙押し寄せたのでした。

一分間に50万個ものシャボン玉を15分間にわたって飛ばす、『Memorial Rebirth』には大人も子どももビックリ。

 


おち葉プールの深さは、1m以上


イカダ乗りも登場、おちれば、もちろん・・・

仲田の森に残されている昭和初期の建てられた桑園の建物と、紅葉に染まった木々の間を埋め尽くしたシャボン玉。

この一瞬におこった光景は、再びとは来ない思い出として、見た人に語り継がれることでしょう。

ですがその時、子どもたちはしたたかにアクティブでした。

大量のシャボン玉を吐き出す「マシン」は、ドラえもんの世界そのもの。

係の学生さんたちが、「危ないから、近寄らないで、2m離れてね」、の声に、聞くふりをしながらも、シャボン玉「マシン」にじりじりとにじり寄っていく子どもたち。

空を飛び立つ前にかき集めたい、シャボンの中に入ってやるぞ。

大人がうっとりと見とれているその間に、してやったり、いく人もの子どもたちがシャボン玉「マシン」のかたわらで、泡まみれになって悦にいっていたのでした。

 


日常とは違った視点を生む「山」


「山」がそこにあるから上る!

「山」がそこにあれば滑る!

「あきなかだ」では、「おち葉プール」や「イカダ乗り」、木の枝を利用した大きなブランコといった、「アクション系遊具?」も用意されていました。

こうさくコーナーでは、仲田の森の落ち葉や枝でリース作り。

と、おなじみの遊びが揃ったそんな中で、目新しかったのは「山」。

高さは3mあまり、形は富士山そっくり、お隣で進められている「ふれあいセンター」の土砂を持ち込み、築かれました。

「ひののんフィクション2010」の作品でその名は『造山プロジェクト』。

「高い視点からの眺めは、普段、目にすることのない土地のさまざまな表情を発見し、この土地の過去と現在と未来を一望する場を作る」というコンセプトで造られた「山」。

上ってみれば、蚕糸の研究が行われた建物と森を眺め、そこから180°まわれば、遠くにモノレール、建設中の「ふれあいセンター」の工事現場、もうすぐ取り壊される「カッパハウス」、田んぼが姿を変えた住宅地。

ぐるっと仲田の土地の歴史を巡れました。

ところが子どもの視線からは高く、急で、あまりにも魅力的な「山」。

あっという間に、頂は奪取され、大人の登山道は、占領され、形が整っていた富士山は四方八方からのよじ上り攻撃に遭い崩され、、落石も生じています。

雪崩よろしく滑ってくる子どもたち、おのおき見守るしかない大人たち。

普通の公園だったらまず、こんな遊具はないだろうし、あったとしても、危ないから、順番を守ってなんてことになっていることでしょう。

 


会場から一歩離れれば、いつもの森

けやきとイチョウの並木道が素敵だった桑園。

そのままだったら、絶好の「冬のイルミネーション」となっているはずです。

その並木道の整然としていた木々は高く広く大きく育ち、実生の木も生い茂っています。

人手が入らなくなった道には落ち葉が積もり、風が掃いてくれるのを待つだけです。

会場から少し離れれば、いつものとおりの静かな森です。

サクサク、落ち葉を踏んでいると、思いつきました。

「山」から滑るのは、崖や川の土手でやったけ。

シャボン玉「マシン」に集まってた子どもたち、なんかオタマジャクシ獲りに似ている。

枝のブランコは、雑木林のツタで作ったぞ。

囲われた森が再現していたのは、あの時、普通にあった遊びの「景色」。

森のパワーは次元も越えさせるものなのかと。


近い先「公園化」される森、きれいな空間に生まれ変わります

 
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