Home » Weekly日野 » 田んぼも人にも嬉しいたき火の会

田んぼも人にも嬉しいたき火の会

2月11日、それまでのポカポカ陽気はどこへやら、朝方まで雪が降るのではと心配された寒い日、百草の倉沢にある田んぼでたき火の会が開かれました。


たき火を囲んで「たき火」の歌もみんなで唄いました

 

最初はモクモク白い煙が上がります

日野は童謡「たき火」の作詞者である巽聖歌が晩年を過ごした地です。

このことにちなんで、巽聖歌が住んだ旭が丘では12月に「たき火祭」が開かれています。

ですが、会場の旭が丘中央公園はが十分に広いといってもそこは、何ぶん住宅と工場に囲まれた場所。

しかも、公園は、環境保護のため地面で直火を燃やしてはいけないこととなっているため、ドラム缶を利用したたき火。

さらに、公園内にふんだんにある落ち葉を燃やすと、舞い上がり危険のためこれも禁止。

と、制約尽くめで、炎も勢いがちとありません。

何しろ、東京都では法律で野焼きが禁止されているのですから、いたしかたないことでもあります。


積み上げられたのはりんごの枝

焼きマシュマロはとろける味です

お芋も畑で穫れたもの
 

比べて、ここ倉沢。

隣家はあるももの、圧倒的な面積を占めているのは、丘陵の林と畑、そして会場となった田んぼです。

威勢良くたき火をしたところで、煙はすぐに高い空に上ってしまいます。


地元の昔話も語られました

こちらもふんだんに落ち葉はありますが、これは貴重な堆肥の元。

燃やすのは、この田んぼの持ち主でもある石坂ファームのりんご畑とブルーベリー畑から出た、選定され不要になった枝です。

ちょっと、燃やす前に枝の切り口の香りを試すと、ほんのりりんごが漂よい、聞く所によると、りんごで薫製を作ることもできるそうで、それでたき火をしてしまうのです。

他では、体験できないたき火です。


七草は田んぼや畑から供給です

秋に収穫されたりんごも登場

子どもたちにも人気の七草がゆ
 

たき火の煙は目にしみる、はずですが、不思議とりんごのたき火はしみません。

火力も十分で、冷たくなっていた体もあっという間にポカポカになってしまいます。

おき火でお決まりの焼きいもにブルベリーの枝の先にマシュマロを付けて、焼きマシュマロ。


灰は肥料に。捨てるところはありません

春の用意を始めた田んぼからホトケノザを摘取り、畑でできたスズナ(大根)スズシロ(カブ)、秋にここで収穫したお米と炊いて、七草がゆも体を温めてくれました。

すっかり灰となってしまったりんごの枝はこの後、田んぼに鋤き込まれ、秋の豊作への活力になります。

ほんの2時間ばかりですが、秋と春をつなぐ冬ならではのたき火です。

 
▲このページの上へ

© NPO法人 日野市観光協会 All rights reserved.