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千客万来日野駅開業120周年

1月11日、JR日野駅で「日野駅開業120周年」記念行事が開催されました。


120周年を記念した「日野驛」看板の除幕式

 

駅外通路では写真展を開催



日野驛」看板は1月いっぱい
構内に展示されています


日野囃子保存会も盛り上げます


駅からハイキングのみなさん
日野煉瓦にも興味が集まりました


日野駅名物たいやきも特売


ひっとらっくによるミニ鉄道


日野宿おでんはふれあい商店会特製


限定日野駅クッキーも人気


日野産穫りたて野菜も販売

明治23年(1890)1月6日に当時の甲武鉄道の駅として開業した日野駅。

今年で120年目を迎えました。

これを記念して、駅中心にお祝いが行われました。

日野のお隣、立川駅は中央線で一番の乗降客を誇り、八王子駅も立川と同じく大きな駅ビルの中にスッポリ駅が治まり、昨年、八王子でも立川でも120周年行事が行われたのですが、駅のイベントといった様子だったとのこと。

比べて日野駅は、中央線で高架や周辺整備で姿を変えていく駅が多い中、昭和12年に建てられた駅舎がそのまま今も現役、そして、駅自体もその昔、日野の人々が土地などを提供して誘致した経緯もある、いわば「おらが駅」、そんな住民のみなさんの気持ちも込められた行事となりました。

9日から駅東の通路ではすでに、先触れをかねて「まちかど写真館inひの 日野駅」が開催されていました。

展示されている40枚の写真は、街のみなさんが大事に保管されていたものを中心に明治時代からの日野駅の様子が写し出されたもの。

通りすがりの人も、思わず足を止めて見入っています。

これらの行事の中心となったのは、日野の街なかにある日野図書館を拠点としている「日野宿発見隊」と協力していただけた街のみなさんです。

「日野宿発見隊」では現在、昔、甲州街道日野宿の家々につけられていた屋号を「日野宿再生」のきっかけにしようと、街道にそった家と協力して、「屋号看板」を付けてもらう取り組みをしているそうで、では、この機会逃すまいと日野駅にも120周年記念に、まずは「日野驛」看板を贈呈、となりました。

寒い中、街に祝いを告げてくれた「日野囃子保存会」のお囃子が駅に到着すると、いよいよ看板贈呈式を兼ねた式典の始まりです。

日野市長、JR東日本八王子支社長をはじめとする来賓のみなさんによる除幕式が行われ、これを合図に祝いの日が幕をあけました。

そのころになると、同じ日に開催された日野駅から新選組ゆかりの地を巡りながら、歴史の変遷もたどる「駅からハイキングー日野宿幕末から明治へー」に参加されるみなさんが、どっと駅へ降りてこられました。

今回の「駅からハイキング」のコースも「日野宿発見隊」で設定したものといい、2000名募集のところ、3日間で定員に達し、急きょ500名追加、最終的には、自由参加を含めると2600名近くは歩いたのではと思われる人気でした。

人気といえば、日野駅名物、たいやき。

たぶん全国的にも珍しい?駅舎にたいやき屋さんがある日野駅、通常120円が100円とあって、開店前から大行列。

駅構内を見れば、日野ケーブルテレビが用意してくれた「記念スタンプ」にもズラリと列。

東口では鉄道グッズの販売に人だかり。

西口に向う通路を目をやれば、早朝から並んでいた記念乗車券を買う人たちが発売前のピークを迎えて輪をかけての大行列。

この時、駅は「これまで見たこともない賑わい」状態になっていました。

式典が無事終わり、再びお囃子が響き、会場ではいよいよお祝いの行事の始まりです。

歩行者天国にした道路には日野で活動されている「ひっとらっく」のみなさんによりミニ鉄道が敷設されて、ちびっ子たちに大人気。

車両はこの日に合わせてオリジナルも用意してくださり、よく見ると、オレンジ色の中央線、ディーゼル機関車には「日野駅祝120周年」のヘッドマーク、行き先幕にも日野駅と書かれていました。

「日野ふれあい商店会」のみなさんが前日から用意された「日野宿おでん」、「祝い大福」、「赤飯」そして「つぼ焼芋」も、12時すぎに続々と帰ってくるであろう、駅からハイキングのみなさんに楽しんでもらおうという思惑は見事はずれ、お昼を待たずに完売。

障害者施設「夢ふうせん」のみなさんが一つ一つ丁寧に焼いてくれた限定「日野駅クッキー」にいたっては、姿を良く見ることなく売れ切れてしまったのこと。

週に2回、この場所で地元野菜の販売をしている「やっちゃば市」も開かれましたが、「いつもより多く、野菜を持って来たんだけれど」、こちらも即売状態でした。

「まちかど写真館inひの 日野駅」の写真から選んだ写真で記念として制作されたポストカードも販売されました。

 


記念ポストカード



日野市在住、地図作家
今尾恵介氏は特別講演会


ギャラリー&カフェ大屋では
日野市郷土資料館が特別展


駅長さんたちと記念撮影会


日野ケーブルテレビマスコット
「ぴーの」も応援

「食べ物」の売れ行きが早すぎたのか、売れ残るのでは、と、ひと時心配されたポストカードも、駅からハイキングのみなさんが到着するにつれて、今度は購入の要求に応じられなくなるのではとの心配となり、ついに完売。

限定300部、販売量が少なすぎるとの苦言も後で市役所に寄せられることとなってしまいました。

日野と日野駅との関係を知る催しも同時に行われました。

ひとつは日野にお住まいの地図作家今尾恵介氏による特別記念講演会。

「甲武鉄道と日野駅」と題した講演会には、市外からもたくさんの方が聴講に訪れ満員御礼。

改めて鉄道と日野駅が街にはたしている役割を認識する場ともなりました。

駅近くの120年以上の蔵を改装したギャラリー&カフェ「大屋」では郷土資料館による特別展「日野駅と日野宿」も開催。

駅と同世代の室内で、お茶を楽しみながら見られる展示も好評で、急きょ、展示期間を17日まで延長することとなりました。

「日野駅長といっしょに写真を撮ろう」には始めのうちは、ちょっと尻込みして遠巻きにしていた子どもたちもだんだんと興味をもたげ、制服姿になって、特設「日野驛改札」でパチリ、今年走り出す新型新幹線のパネルの前でパチリ。

日野ではおなじみ、日野ケーブルテレビのマスコット「ぴーの」も応援に駆けつけてくれて、大活躍でした。

ほとんど行事が終わりとなるまで、片付けの最中までも、続いた撮影会。

最後まで「出演」されていた駅長さん、ご苦労さまでした。

今回の催しは「日野宿発見隊」という地域の組織とJR東日本八王子支社がタッグを組んで行われました。

普通、こうした催しはイベント会社に依頼するそうで、地域と協力してイベントが行われることはまずないそうです。

事実、企画の段階では、かなり慎重に見極めが行われたそうです。

「ほんとうにうまく行くかどうか、結構心配していたんです」。

片付けが済んで、いつもと同じ風景に戻った会場で、JRの担当の方が、そっと教えてくれました。


いつもは静かな日野駅もこの一日は賑わいました

 
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