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スダジイは見ている

13日の百草の丘、晴天に恵まれたこの日、こんもりとスダジイの巨樹に囲まれた百草八幡神社は朝から大賑わいでした。


百草八幡神社の境内には天然記念物になっているスダジイの巨木があります

 

「七生」の文字が誇りの消防団



熱心な聴講者を集めた講演会


松連寺碑の解読もプロジェクトの成果です


歴史散策ガイドで具体的に真慈悲寺を体験

この日は、百草八幡神社の例大祭。

百草の地区を見下ろす高台にある境内には、毎年、地元消防団のみなさんによる手作り縁日が出されます。

縁日に目を輝かせるのは子どもたち。

これぞ鎮守の祭りといった様子で、百草の里に暮らす人々に受け継がれている心持ちを垣間みることができます。

百草八幡神社は源頼義が奥州征伐の折、この地をよぎられ再建されたという伝承があり、奉安殿には建長2年(1250)に造られた銅造阿弥陀如来座像(国指定重要文化財)も安置されています。

この銅造阿弥陀如来座像は、鎌倉幕府の御祈祷寺であったと伝えれている真慈悲寺がこの地にあった有力な物証ともなっており、年に一日、例大祭の日に公開されています。

百草八幡神社、隣接する京王百草園、そして、付近一帯の丘に真慈悲寺域があったと考えられており、現在は郷土資料館が中心となって、「幻の真慈悲寺調査事業推進プロジェクト」を結成されています。

市民のみなさんも調査ボランティアとして加わり、現地調査が行われています。

9月13日には昨年に引き続き、百草八幡神社の例大祭に合わせて、プロジェクトの成果を基にした特別イベント『幻の真慈悲寺を追って』が開催されました。

午前中、講演会の会場となった京王百草園の松連庵では軒先まで詰めかけた公聴者が熱心に耳を傾けていました。

今年は調査の成果に伴って、百草八幡神社境内に建立されている「松連寺碑」の横には解読紹介板が新設され、多くの関係者が見守る中、その除幕式も行われました。

今後この地を訪れる人への案内に一役かうことになります。

午後から行われた「百草周辺の歴史散策ガイド」では調査ボランティアのみなさんがガイド役。

大勢の方が参加され、普段、真慈悲寺調査に関わっているボランティアのみなさんならではの解説とともに調査が行われている現地を2時間ほどかけて丹念に巡りました。

快晴だったこの日、京王百草園の高台からは、都心、そして関東平野が広がっていました。

何百年も生きて、百草の丘から地上の変わり様を見守って来たスダジイの巨木の下、「あれが東京タワー、もしかしたら、昔は海も見えたのでは?」、との声も聞こえてきます。

目の前に横たわる百草の丘と後に広がる眺望を対比させ、みなさん、真慈悲寺が伽藍を輝かせていた当時の光景をまぶたの裏で想像していたことでしょう。


はるか都会まで望める見晴し台

 
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