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今年は気持ちよくたき火ができました

「かきねのかきねのまがりかど・・」と誰もが知っている「たき火」の歌。

旭が丘中央公園には「たき火」の歌碑置かれおり、「たき火」をきっかけに人々が集うよになって今年で3回目となった、たき火祭が行われました。

初回、2回目と冷たい雨にたたられ、いくらたき火が暖かいといっても、なにしろ火を消す雨の中では、さすがに盛り上がりに欠けてしまっていました。

三度目の正直、当日はスカッとした青空、風もなく穏やかな天気に恵まれ、開始そうそうから家族連れで来られたみなさんで会場となった公園は、賑やかな声が響きました。

 

会場の日野市旭が丘中央公園は、JR豊田駅から歩いて15分くらい、今でこそ、住宅地となっていますが、昭和40年代までは畑と原と雑木林。

その中に帝人の研究所がひときわ目を引き、遠くには昭和12年にやって来た小西六(現コニカミノルタ)の工場が白く立ち。

そんな場所で創作活動を続けていたのが童謡「たき火」の作詞者巽聖歌でした。

晩年までこの地で巽聖歌は過ごし、日野市の学校の校歌を作詞されるなど、地域にも貢献されました。

願わくば、公園の落ち葉を集めて、本当のあの、落ち葉を焼いた時にでる特有の煙の匂いと、煙たさを、子どもたちに味わってもらいたいところです。

というのも、公園という性格から、例えば、地面を焦がしてはいけない、安全に配慮して、火床が広がってはいけないなどの何やらいろいろな規制があって、「たき火」のイメージからはほど遠い、この頃はそれも見かけなくなったのですが、工事現場でよく暖を取るためにドラム缶で廃材を燃やしていた、あのスタイルなのですから。

焼きいもにしても、衛生面の規制があって、「たき火」での芋焼きはダメだそうで、ふるまわれていたのは石焼イモ。

どれどれと、青空に上る煙を目印に、見つけたかもしれない巽聖歌さんも苦笑いをしていたやもしれません。

 
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