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殉節両雄之碑で大仕事

今月末から始まる「菊まつり」の準備が始まった高幡不動尊境内、秋に日に照らされてなんとなくのんびりとした参拝風景かと思いきや、土方歳三の銅像あたりに人が集まって、何事かが起こっています。

 

 事が起っていたのは銅像の隣に立つ殉節両雄之碑。明治になってから日野宿の佐藤彦五郎を中心にして立てられた「近藤・土方の忠節を顕彰した」碑です。

 この碑の前に脚立にのった3人の男の姿。取り囲む見物客。地面にはブラシ。そして、大きな紙のようなもの。

 掃除では?それとも、どこか欠けて修復しているのかも。

 近づいて良くその様子を見ると、「拓本」取り、でした。


 尋ねてみると、国立に住んでいる方々で、今月末から国立市の「くにたち郷土文化館」で開催される企画展で殉節両雄之碑を紹介するために、拓本取りの作業をしているとのこと。

 その技術は、10年くらい前に行われた市民文化教室で学ばれたもので、国立市を中心にさまざまな場所でその腕を活かしてこられたのだそうです。

 殉節両雄之碑は幅1m、高さは3m近くある代物。

 現場での作業には丸一日、4分割して拓本を取り、それに後で裏打ちをして1枚にするのだとか。


 普段は良く見えない文字も、丁寧に墨が置かれていくに従って、浮かび上がりそれを囲むギャラリーからも「本当だ、土方って書いてある」、の声が上がります。

 この拓本、実は2枚目なのだそうです。

 1枚は「くにたち郷土文化館」へ、そして、もう1枚は高幡不動尊に納められるそうで、きっと、近いうちにお不動さんでも見られるに違いありません。

 殉節両雄之碑の拓本も展示される幕末から自由民権へ−本田家の人々が見た時代−展は10月28日(土)からの開催です。

 
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