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久しぶりに「ワンド」に行ってみれば

巨大な水たまり、ではなくてこれは浅川にある「ワンド」です。

以前、ご紹介しましたが、もう一度、「ワンド」とは、「湾土」。

本来は川が急に曲るところなどにできる緩やかな流れのことで、魚や水辺に住む生き物たちがたくさん集まる場所のことです。

 滝合小学校の目の前を流れる浅川の河原に、この人工の「ワンド」ができたのは、平成17年3月22日のこと、それ以来、滝合小学校の子どもさんたちを中心に、ゴミ拾いをしたり、生き物観察をしたりと大事に守られています。

 

 この「ワンド」にはすぐ脇の本流からの伏流水が絶え間なく湧き出し、小さな流れを作っています。ですから水はいつも新鮮。

 大雨での増水時には冠水、濁流に覆い尽くされることもあります。

 この時、石の隙間には土が入り込み、そこに飛んで来た種が芽吹き、ふた夏が過ぎたこの秋にはご覧のとおり、近寄るのも草をかき分ける状態です。

 「ワンド」を覗くと、今年生まれた小魚たちが集まってきています。

 まん中がちょっとした深みになっており、藻がいい感じで隠れ家を作ってくれています。

 これではさすがのサギも手が出せず、春までの間、小魚たちも安心して過ごせることでしょう。

 まったくもって、自然の回復力というか、営みには改めてびっくりさせられます。

 今の草はらも、いつかは大水が来ればなぎ倒され、土砂に埋まってしまうことも必ずあること。

 でも、それを繰り返すうちに、上流から流されてきたクルミなどの木が育ち、「ワンド」に陰をつくり、その枝からカワセミが小魚を狙う姿が見られるようになるのも、そう遠いことではなさそうです。

 
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