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万照山成就院・東光寺薬師堂

安産薬師は今もって霊感あらかた
関東九十一薬師霊場 第三番札所

場 所日野市栄町5-5-1
電 話042-581-1566
交 通JR中央線日野駅下車徒歩20分
 

 天台宗の寺院で円通寺(八王子市高月町)の末。本尊は阿弥陀如来坐像。

 武蔵七党の中の西党、有名な平山武者所季重もその1派ですが、その西党の祖といわれている日奉宗頼が居館の鬼門よけに建立したのが、かつては存在したと伝えられている東光寺、成就院はその東光寺の一子院でした。

 日奉氏の衰退によって東光寺と共に久しく廃絶していたものを、その跡地に天正16年(1588)、僧永海が中興建立させたので永海をもって中興開山としています。

左写真の堂宇は寛政6年(1794)に建立されたものです。

現在の堂宇は平成30年(2018年)4月1日に落慶しています。

東光寺薬師堂

 成就院の境内に建つ薬師堂は「安産薬師」とも呼ばれています。日奉宗頼の孫の西大夫宗忠がその居城の鬼門よけのために、この薬師堂を建立し、日奉氏没落の後は、荒廃してしまったものを、天正8年(1580)に再建されたと伝えられています。

 その後、東光寺村内のある妊婦の夢枕に「枝栗を供えよ。しからば出産は易からん」と、本尊薬師如来のお告げがあったので、この薬師さまに枝栗をお供えしたところはたしてその通り安産だったそうです。これ以来、今でも安産を祈願するものばかりでなく平癒の祈願に参詣する人が多く訪れています。

 この薬師堂はもともとは西方、300m程の東光寺大坂下の辻にありましたが、昭和46年、都市計画により現在の場所に移転されました。跡地には碑が立てられています。

 毎年10月中旬には薬師祭りが行われ、護摩が焚かれ、一年の家内安全を託した護摩札が授けられています。


 
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