多摩動物公園
−動物園は子どもはだいすき、デートに○、ウォーキングもOK、とにかく心が喜びます−
多摩丘陵の地形と自然を活かして造られている都立多摩動物公園。開園から40数年、多摩モノレールの開通でアクセスもさらに良くなり、ますます人気です。
広い園内を一日で見るのは大変、園内で行われるイベントも興味をそそり、何度行っても、そのつど再発見することがある多摩動物公園です。丘陵の林が織り成す四季の変化も楽しみの一つです。
お問合せ | 042-591-1611(代) |
交 通 | 多摩モノレール多摩動物公園駅・京王線多摩動物公園駅下車 |
ホームページ | http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/index.html |
日野にある多摩動物公園ではゆっくり時間が流れます。
市内のどこからでも、その気になれば、簡単に行ける地の利を活かして、日野の子どもたちはまずは、赤ちゃんのころに知らずに初見学。
幼稚園の遠足、小学校では必ず何回かは行き、たいがいの子どもは低学年のうちに動物園のどこにどんな動物が飼育されているかには精通してしまいます。
冬をやり過ごして、本格的な行楽シーズンを迎える前の動物園、広い敷地を全部見るにはかなり一生懸命に回らなくてはならず、着込んだ服を、「暖かいね」と言って1枚脱ぐくらいの気候の今は、ちょっとした狙い目。
暖かい場所に暮らす動物は寒い時は展示されていなかったり、日なが日なたぼっこをしていて、観客の勝手な想像は裏切られ、暑い夏ともなると今度はぐったりしてる動物たちも今頃はご機嫌です。
というわけで、陽気に誘われて久しぶりに行ってみました。
たいがいのお客さんは、ほら、ライオン、次はチータ、そら今度はアフリカ象、オランウータンも見なくっちゃと足早に、子どもを急かして園内を回られるのが普通の中、アフリカ園だけを目的地に絞り込んでの見学です。
さすがにこの日は日曜日とあって、ちいさなお子さん連れの家族がメインのお客さん。
開園からすぐに、アフリカ園にあるライオンバスはもう長蛇の列。
皆さん良く判っていらっしゃいます。
ライオンバスの外側には馬肉がちょこんと付けられていて、それを、目当にライオンが寄ってくるという仕込みがしてあるのですが、朝はお腹が空いているらしく、ライオンも結構サービスしてくれるのです。
でも、時間が経つにつれて横目で追うものの、「もういらない」って期待を裏切ってくれる場面も多いのです。
チンパンジー園では、一生懸命一頭一頭の名前を合わせようとがんばっている親子に思わず引き込まれて挑戦しているカップルを「あんたたち何してんの?」て顔で、チンパンジーが逆観察です。
フラミンゴ舎では、主役の座を生まれたばかりの小ガモがすっかり占拠。
葦ならぬフラミンゴの細い足もとをちょこまかと泳ぎ回り、時には、フラミンゴにジャマ!とばかりに追い払われて、その姿に皆さん釘付けです。
気難しい顔をした人はどこにも見当たりません。
動物園はマジックスペース。
夢中になったり楽しいことは早く時間が経つはずなのに、不思議なことに「エッ!、まだこんな時間なの」と思うほど、ゆっくり時間が流れています。