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水辺のお休み処




 日野は用水の街。多摩川と浅川から取水された用水は、街中で今でもいい場所をつくっています。

 この場所は、日野宿から多摩川に向かって一段下がる崖線の下を流れる日野用水下堰とその分流が、再び合流する地点にあります。

 兼ねてから、一部の人たちの間では知られていた「精進場」跡。

 かの昔、ここはプールのように水がたまり、小さな子どもたちには最適な水遊び場だったとか。

 

 説明板によると、日野の渡しを来た富士山参拝者がここでみそぎをしたこと、富士山を信仰する「富士山講」の人々がこの水で心身の清めをして富士塚(現コニカミノルタ日野事業所内)から富士を拝んだともあります。

 この「精進場」跡も一時はゴミが溜まり、かっての面影をたどるのも忘れられていましたが、近年、日野宿や日野の礎となった用水路に眼を向け、関心が寄せられる機会も増え、この春、水辺の上に涼しげな憩い場所として、整備されました。

 ほんの少し上流には「仲田用水親水路」もあます。

 仲田用水は多摩川の水が流れているのですが、水質を保つために親水路の上流には井戸が設けられ、常時、汲み上げられた井戸水が流れ出しています。

 この水は表示によると飲めないことになっていますが、「お茶やコーヒーを飲むとおいしい」とのことから汲みにやって来る人が絶えません。

 飲まないにしても噴き出す水に手を踊らせるだけでも、体はちょっとはいい気分です。

 
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